工芸学科2023パンフレット|多摩美術大学
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 「工芸」という言葉は、多様な広がりを持ったモノ作りの単語として私達は捉えています。工・芸との融和すなわち手と技・感性の融和と考えます。陶 ガラス 金属の実材を使い思考し、手でモノを作りあげること。それは、人間の本能的かつ知的行為であり感動を得るところです。今日のデジタル化の時代にあって対極とも思われる「手でモノを作る」行為 そこから人間の営みを実感することができ、そして仮想造形との違いが明らかになるでしょう。 何を作るかは全くの自由。現代社会の中にあって、自分の作るべきものを見いだし、実材と向き合う。教員は十分に経験を積んだ実作者であり、将来の競争相手となるであろう背中を勇気づけ強く押す事でしょう。主体的能動的である人達とともに学び、新しい意識から生まれる「モノ作り」を共に押し進めることを強く望んでいます。多摩美術大学 工芸学科

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