環境デザイン学科2020パンフレット|多摩美術大学
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略歴 1957/東京生まれ 1983/東京大学建築学科大学院修士課程修了 1983/鹿島建設(株)建築設計本部入社 現在に至る研究業績 主な業績 「広島イースト 商業施設、シネマコンプレックス」/1997「マイカル小樽2番街」/1998「千葉トヨタ加曾利店」/2001「日本建築学会建築設計資料集成 総合編 1章 室と場面―購買、媒介(吹抜け)、駐車」/2001「階・全館避難安全検証法による性能検証の概要、階・全館避難安全検証法の適用事例① 建築知識9月号 (株)エクスナレッジ」/2002「建築士事務所の必須知識シリーズ 避難安全検証法について 全24回連載 (社)大阪建築士事務所協会月刊誌 まちなみ」/2002〜2005「商業建築・店づくり 法規マニュアル(共著) (株)商店建築社」/2003「図解・超高層ビルのしくみ―建設から解体までの全技術(共著) (株)講談社 ブルーバックス」/2010「階段シミュレータの開発 日本建築学会技術報告集 第16巻 第34号」/2010「日本建築学会 火災安全性能維持管理の手引き(共著) 丸善出版(株)」/2012「特集 工場・プラント・生産設備の災害対策 ウォータースクリーン防火設備 建設の施工企画8月号 (一社)日本建設機械化協会」/2012「安全・安心・親切の観点から見た階段の設計(共著)、火災安全設計の観点から見た階段の設計 ディテール9月号別冊 (株)彰国社」/2012「日本建築学会 天井等の非構造部材の落下に関する安全対策指針・同解説(共著) 丸善出版(株)」/2015「特集:最近の建物の防災技術 階段シミュレータ および 人・熱・煙連成避難シミュレータ(PSTARS) 日本火災学会誌6月号」/2015略歴 北海道北見市生まれ。國學院大學文学部卒業後、(株)リクルート・フロムエーを経て、フリー・プランナー、研究者。2020現在、ゆきすきのくに合同会社代表。株式会社アルゴグラフィックス社外取締役。ニッポン放送『魔法のラジオ』企画・監修。1993〜1995/NTT都市開発 1995〜(株)計算流体力学研究所 1996〜1998/ATR(知能映像通信研究所) 1997〜1998/財団法人イメージ情報科学研究所 東レ、NTTデータなどとの研究、企画開発 2000応用数理学会への研究発表以降、工学系の学会に各種研究発表。2020現在、「伝統材料」研究、流体力学の応用としての「耳」の研究他、伝統職人とのネットワーク活動による文化育成事業、信楽「発願の里信楽・天平令和の発願祭」などの地域文化復興事業、「アエノコト:節供の饗応」主宰。研究業績主な業績 「生命システムの数理と民俗学の接点」(応用数理学会) 「大麻と伝統材料」「大麻の材料特性に関する伝統情報」「伝統材料に学ぶ人と材料との関係」他(日本材料学会) 「民俗情報の劣化と保存」(腐食防蝕学会) 「耳が捉えるもの」(日本機械学会) 「開基80年牡丹園復興プロジェクト〜The Forest Garden」(伝統職人による家屋・神社の復興、鎮守の森の育成等) 化粧品ブランド、webマガジン監修、商品開発ほか主な著書 『職人』(共著:井戸理恵子、黒川紀章、菅田正昭他) 「うみやまのマテリアル(大麻・和紙・みずかね・アイヌのマテリアル)」(材料開発ジャーナル月刊「バウンダリー」掲載) 「日本人と麻」(国際縄文学協会 会誌「縄文」全5回) 「聖地の機能」(歴史読本別冊「歴史の中の聖地・悪所・被差別民」) 『暦・しきたり・アエノコト 日本人が大切にしたいうつくしい暮らし』(かんき出版) 『こころも身体も整えるしきたり十二ヶ月』(かんき出版) 『日本人なら知っておきたい!カミサマを味方につける本』(PHP研究所) 「アエノコト養生訓」(永平寺機関誌「傘松」連載)ほか。Takuzo Ida担当科目 建築法規Rieko Ido担当科目 エコロジカルプランニング非常勤講師Lecturer井田 卓造非常勤講師Lecturer井戸 理恵子建築法規を本当に(苦労しながら)勉強するのは社会に出てからでよいと思います。では、大学で何を学ぶのか?建築が周辺環境や社会に対して開かれたものになるため、また、そこに住む人・働く人・過ごす人の安全や健康を守るために建築法規が果たしている役割を一緒に考えていきたい…と思います。法令集や教科書を読むことも大切ですが、書を携えて街に出てみること、街並みや建築物を見たり中に入ってみることで建築法規を“実感”すること…をおすすめします。法規は規則の一種ですが、一方、デザインをする上でのヒントも案外そこに見つかるかもしれません。皆さんがこれからプロの建築家、商業デザイナー、アーティスト、あるいはその他の道を選び進んでいくうえで、一番大切なのは“自分自身のオリジナリティを発見し育てていける力を身に付ける”ことだと思います。その力を身に付けるために、<日本人が古来よりもつものの見方、自然観と美意識の根源を学ぶ>ことは大変有意義なことだと思います。日本人特有の自然観と美意識の根源にある奥深い仕組みを学ぶことで、あなたのものの見方や発想、すなわち《あなたが生み出すデザイン》はより「生きる」ことに肉薄した、地に足のついたものになることでしょう。上「1998/マイカル小樽2番街」 中「階段シミュレータ」各階の在館者数をもとに、階段内に流入する避難者数、避難階での退出者数、階段内の混み具合、各階から階段への合流状況などを統合・計算し、各階の避難完了時間と、全館の避難完了時間を適切に予測する。 下「人・熱・煙を連成した高度な避難シミュレータ PSTARS」火災進展に伴う熱や煙のシミュレーションと人の避難行動のシミュレーションを統合・連成させたシミュレータ。従来の避難時間の計算だけでは見えない、滞留による危険や火災の進展に伴う出口の選択などの避難状況を可視化する。不特定多数が利用する施設・大規模な複合施設などで、法令の規定以上の検討を詳細かつ高レベルに行うことが可能。上:天平令和の発願祭 下:燈明坐禅 旧暦の暦にまつわる「先人の知恵」と自然なリズムが心身に与える「野生の知性」とを統合したマツリ、イベントを主催。主に食と芸能(能、雅 楽ほか)ほか日本古来のしきたり、暦を元に構成。76Lecture

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