環境デザイン学科2020パンフレット|多摩美術大学
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略歴 1981/東京·新宿生まれ 2004〜2009/有限会社PLUMEART(プリュームアート)主宰 2011/多摩美術大学美術研究科修士課程修了 2014/多摩美術大学美術研究科博士後期課程修了 2014〜/光の空間デザイン研究所主宰 2018〜/大岡山建築設計研究所 現在/国画会会員、日本建築写真家協会会員研究業績 主な著書 「光と祈りの空間――ル・トロネ修道院――」(著書、サンエムカラー、2012)/「光の五島 I 」(著書、サンエムカラー、2015)/「日本の最も美しい教会」(共著、エクスナレッジ、2016)/「東京の名教会さんぽ」(著書、エクスナレッジ、2017)/「銀座ジャック 再び! ―写真で銀ブラ」(共著、鹿島出版会、2019)主な論文 「教会堂建築の空間における光に関する研究」(2011)/「聖ベルナールの清貧思想と比率の形而上学における光の空間――聖アウグスティヌスとル・トロネ修道院の回廊を中心として――」(2012)/「聖なる建築空間――聖なる軸、聖なる比、聖なる光の三位一体――」(2014)主な受賞歴 「準佳作」第528回読者がつくる間取り、ニューハウス出版(2000)/「佳作」第1回学生クリエイターズ・フェスタin新宿(2011)/「国画賞」(最優秀賞)第88回国展(2014)/「美術賞奨学会記念賞」第51回神奈川県美術展(2015)/「準会員優作賞」第92回国展(2018)他入選多数。主な個展 「光と祈りの空間 ―ル・トロネ修道院―」(新宿、2012)/「祈りの記憶」(西麻布、2013)/「聖と光」(表参道、2013)/「光の五島」(駒込、2015)/「光の静謐」(赤坂、2015)/「光の存在 I」(新宿、2016)/「祈りと平安」(銀座、2017)/「光のエルサレム」(銀座、2018)主な業務 「越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟、2003)/ 「西沢大良展」(TOTOギャラリー・間、2004)/計画「山谷の教会」(東京、2011)/寄稿「フィガロジャポン」(2014)/連載「信徒の友」(月刊誌、日本キリスト教団出版局、2014〜2016)/連載「信徒の友」(月刊誌、日本キリスト教団出版局、2019〜2021予定)/進行中「日本バプテスト連盟大井バプテスト教会・あけぼの幼稚園」(設計・共同) ホームページ https://www.motohiko-suzuki.com略歴 1977/東京都立大学工学部建築工学科卒業 1981/東京都立大学工学部助手 1990/シドニー大学客員研究員 1993/東京都立大学助教授 2006〜2020/首都大学東京都市環境科学研究科 建築学域教授 2010/中国西北工業大学客員教授・博士(工学) 2013/中国浙江理工大学客員教授 一級建築士 専門分野:建築環境学。なかでも「バイオクライマティックデザイン(建築的手法と自然エネルギー活用による快適建築デザイン手法)」および「人体の快適性」。最近のテーマは、住宅の高断熱化の効果・普及、既存建築の環境改善手法・デザイン、断熱内戸の開発、住宅居住者の省エネ意識・行動など 学会活動:〜2010/日本建築学会バイオクリマティックデザイン小委員会主査 2013〜2015/建築学会熱環境運営委員会主査 2018〜/日本太陽エネルギー学会会長など研究業績 主な著書 「設計のための建築環境学〜みつける・つくるバイオクライマティックデザイン〜」(監修)①序文②バイオクライマティックデザインとは③窓の断熱他(彰国社/2011) 「建築環境工学用教材(環境編)」①パッシブデザイン他(彰国社/2011) 「ハウジング フィジックス デザイン スタディーズ」4-2曽我部邸のパッシブデザイン(INAX出版/2008) 「Bioclimatic Housing」ーInnovative Designs for Warm Climatesー ①Overview ②Chap.6 Tokyo: A warm Temperate Climate ③Chap.9 Design,Elements and Strategies / Integrated Design Principles(Earthscan/2008) 「巨大都市建築ストックの賦活・更新技術育成」作品集①In Box Project #01ーS邸改修工事ー②蒲田Gオフィスビルのコンバージョン③SKD Project(首都大学東京 建築学域21世紀COEプロジェクト/2007) 「学校建築を活かすー学校の再生・改修マニュアルー」第4章 学校建築の環境性能向上(首都大学東京 建築学域21世紀COEプロジェクト/2007) 「建築設計資料集成総合編」室環境と設備:パッシブデザイン(丸善/2001) 「太陽エネルギー利用技術」5章建築と居住環境(監修)5.3日射遮蔽・採光と照明5.5パッシブソーラーヒーティング(オーム社/2006) 「新太陽エネルギーハンドブック」(第I編8.2室内気候)(日本太陽エネルギー学会/2000) 「パッシブ建築設計手法事典」壁の断熱・蓄熱(彰国社/2000) 主な受賞 グッドデザイン賞「天井除湿放射冷暖房システム 天空」/2015ホームページ http://www.comp.tmu.ac.jp/sunaga.lab 東京都立大学 建築環境研究室Motohiko David Suzuki 担当科目 写真演習Nobuyuki Sunaga 担当科目 環境工学非常勤講師Lecturer鈴木 元彦非常勤講師Lecturer須永 修通作品がつくる空間は、人々に平安を宿す力があります。初個展の写真作品を通して、涙を流しながら作品を見てくれた人、夫婦喧嘩した人が相手に謝ろうと心を穏やかにしてくれた人たちの出会いがありました。発表した作品は学生時代に訪れた南フランスの小さな村からも離れた場所に位置する修道院で体感した、石と光と空気がつくりだす静謐さを人々に伝えたいと考えて制作したものでした。建築写真の被写体は建築であり、空間であり、雰囲気です。私は写真の記録性と記憶性のハイブリッドな写真表現に関心を持っています。人と人の間に存在するインテリア、建築 、ランドスケープの魅力を心と身体で感じ取り、情熱をかけてその魅力を写真媒体で見せてください。建築設計では、相変わらず意匠偏重の傾向が、学生諸君はもちろん、教える側にも存在している。しかしながら、近年、地球環境への配慮は不可欠である。建築学会は地球環境憲章を掲げ、作品選奨・選集などの審査でも環境への配慮を考慮している。また、公共建築では環境共生への配慮を義務づけ、その効果を定量化して示すことが求められている。「快適で美しい建築・都市を自然エネルギーのみで創る」ことがこの問題への回答である。すなわち、環境への配慮と意匠デザインをどのように融合するか、融合できるか、が建築に携わる者に求められている。上「ル・トロネ修道院」(南プロヴァンス、フランス)下「ロンシャンの礼拝堂」(フランス)上「東橋本の家(改修)の和室(高性能断熱材内張真壁と透光性」 下「断熱障子の効果(障子の表面温度はガラスより約8℃高く,室温に近い)」79Lecture

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