環境デザイン学科2020パンフレット|多摩美術大学
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略歴 1972/東京生まれ 1995/東京電機大学理工学部建設工学科卒業・㈱永田音響設計入社 2001/森本浪花音響計画入社、2014.7に浪花千葉音響計画に改称。音に関わるホール・教会・劇場・議場・会議室の建築音響設計、音響設備の計画・設計、公害関連の騒音振動対策などの音響設計コンサルタント業務に加え、音に関する取材協力、東北の音響技術者が集う研修会FBSR会にてホール音響特性実験研修協力、日本設計や企業等での研修会講師もおこなう。音楽好きの父からの影響で学生時分にはピアノ、チェンバロ、トロンボーンなど楽器演奏やアンサンブルの楽しさから音の世界に興味をもち高校時代にはクラヴィコード(チェンバロ前世にあたる楽器)を製作。社会人になってからもアフリカンダンスやエレキギターをはじめて音への視野を広げ理解を深めている。日本音響学会/日本騒音制御工学会/日本舞台音響家協会、会員。研究業績 主な業績 「豊島区立舞台芸術交流センター・あうるすぽっと」「小松市民交流プラザTheMAT’s」「小牧市市民会館ホール改修」「袖ヶ浦市民会館音響設備改修」「高座渋谷駅前IKOZA」「喜多方プラザ改修」「秋田にぎわい交流館AU(あう)」「銀座SONYビル内コミュニケーションスペース(OPUS)」「JRホームアナウンス音改善対策」「桜木町駅前TOCみなとみらいショッピングタウンコレットマーレ」「柏の葉カンファレンスセンター・ルーム(ホール)」「大東文化大学東松山キャンパス学生ホール」「立教大学池袋校舎チャペル会館ホール、諸聖徒礼拝堂改修」「札幌コンサートホール音響設備改修」「衆議院本会議場・委員室音響設備」「衆議院新議員会館」「鳥取県立(とりぎん)文化会館改修」「葛飾区文化会館改修」「明治座音響設備改修計画」「札幌北光教会」「呉市新市民会館“くれ絆ホール”」「ルミネ ゼロ・イベントホール」「みくに未来ホール」「登米祝祭劇場音響設備改修」「COOL JAPAN PARK OSAKA」「シーリングスピーカの現状の課題と今後の展望(AES東京コンベンション発表)」「イヤホンおよびヘッドホンの音質評価(日経ゼロワン取材協力)」ホームページ http://www.nca.co.jp 浪花千葉音響計画有限会社略歴 2013/多摩美術大学美術学部環境デザイン学科卒業 2015/東京藝術大学大学院美術研究科修了 2015〜2018/東京藝術大学デザイン科助手 2016〜/MINGLE DESIGN OFFICE共同設立2019〜/多摩美術大学非常勤講師・東京藝術大学非常勤講師、日本デザイン学会会員研究業績 主な作品 「Gwangju Design Biennale」(展覧会会場構成)/2015 「AquariumLaundry」/2017,2018,2019 「M office」/2020 「αLounge」/2020主な展覧会 「Sence of Wonder」/2013 「木になるカタチ展/森の記憶」/2018ホームページ https://www.mingle.tokyoAsako Chiba担当科目 環境工学Kentaro Terada担当科目 CAD・CGⅠ,CAD・CGⅡ非常勤講師Lecturer千葉 朝子非常勤講師Lecturer寺田 健太朗音は見えない、けれども観察する事でみえてくる音がある。建物の形、内装、使われている材料から観えてくる音がある。少し形を変えただけでガラっと音がかわることがある。その建物を使う人達の表情から観える音もある。音とは繊細であり、重要な情報源でもある。音空間をデザインするということは、音の性質、音の観点からみた材料のふるまい、電気を用いた音の技術を知り理解することで、音空間としての機能美を兼ね備えたデザインをすることと考えます。笑顔がみえる音作りを心がけ、良い音とは?心地よい音とは?を一緒に考えていきましょう。人が、その場所に居ようとする時、必ず何かしらの目的が存在する。私達は自分自身の感覚から得た情報を元にして世界のイメージを築き上げる。空間をデザインすることは、感動するものや落ち着くものなど、人の五感に直接訴えかけるようなものがデザインではないかと考える。空間を操作することで、人の五感に訴える、またそれを超えた「その先」を感じることの出来るような空間作りを常に考えています。呉市「くれ絆ホール(平成28年4月オープン)」の音響設計、監理・測定業務に参画上段「木になるカタチ展/森の記憶」 中段「αLounge」 下段「M office」80Lecture

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