グラフィックデザイン学科2024パンフレット|多摩美術大学
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・デジタル・クリエイティブ 論 Ⅰ・ Ⅱ(担当教員は持ち回りとなります)大貫 卓也/上田 義彦/川口 清勝小泉 雅子/佐藤 直樹/澤田 泰廣野村 辰寿/服部 一成/加藤 勝也佐賀 一郎/高橋 庸平/平野 篤史グラフィックデザイン学科・実技担当の全教員によって、デザインの専門知識をさらに広く、さらに深めるためのリレー式の授業です。選択履修によって体験できないジャンルの知識を、過去の名作や歴史も含めて幅広く知ることは、刺激的な体験であると同時に、個人の可能性を無限大に広げます。専門学科目Classes of Graphic Designグラフィックデザイン学科では、講義系の学科目にも力を入れています。実技が大事なことは言うまでもありませんが、実技を支える理論を知ることも、また同様に重要です。アートディレクション/クリエーション/グラフィックデザインに関連するさまざまな分野の考え方や歴史を知ることは、皆さんのこれからの諸活動に奥深さを与えてくれることでしょう。幅広い分野の講義系学科目の多くは、他学科にもオープンにされています。佐賀 一郎図像と文字の発生から現在まで、ビジュアルデザインが今日に到るまでに辿ってきた道程を振り返り、今日の常識がいつ、どのような目的のもと、何を目指して醸成されたかを確認しながら、ビジュアルデザインの基本的な知識を養います。歴史に取材しつつ、そこから予見される未来も検討します。中村 仁美本講座は、デザインと印刷との関係をキーワードに、クリエイティブワークを行う上での印刷の基礎知識を習得する。基礎知識を踏まえ、様々な媒体で駆使された印刷加工表現の技術や技法を概観。印刷表現の豊かさと多様性への理解を深めるとともに、クリエイティブにおける印刷の可能性について考察する。小泉 雅子サインによるコミュニケーションについて、主に記号、ダイアグラム、サイン計画等のテーマを柱に取り上げます。ビジュアルコミュニケーションにおけるその役割や発展について事例や社会背景と共に学ぶことを通じて、今日のコミュニケーションデザインにおける課題について考察します。古賀 稔章デザインの歴史への眼差しを持つことは、私たちが世界を認識するためのひとつの方法であり、その出発点となるのが、書かれたものを批評的に読むことの実践です。今年度は具体例として、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン『グリッドシステム』を中心に様々なテクストを読み解きます。照井 晶博コピー(ことば)に対する、理解と、愛情と、連帯感をもつデザイナーの育成。さらに広く、ことばの表現に対する、関心と、愛情と、意欲をもつ人材の育成を目的とする。English in Graphic Design Ⅰ・Ⅱ石井 慎一郎/倉田 麻里/ヤンスフィンケグラフィックデザインに特化した専門用語を、テキスト講読、作品制作、グループディスカッションを通じて習得し、自分の作品について英語でプレゼンテーションを行う。ビジュアルコミュニケーションのみならずバーバルコミュニケーションの重要性を学び、両立させることを目指す。ビジュアルデザイン論イラストレーション原論 Ⅰソーシャル・デザイン 論 Ⅰコミュニケーション・デザイン史佐賀 一郎ビジュアルデザインの究極的な目標は、人と人の相互理解だろう。だが、人と人が分かり合うことの困難さは、私たちが日々身をもって実感している通りである。そのような困難な目的を目指し、しかも現実社会の中で一定の役割を果たすビジュアルデザインのむずかしさ、すばらしさを考察する。柏 大輔イラストレーションとは何かを考えます。まず、絵との違いは何なのか。美術とどう関連してきたのか。これまでどういった表現が存在し、どんな形式でどんな情報や思いを伝えてきたのか。イラストレーターとはどんな存在なのか。概念、歴史、制作背景を捉え、メディアで活躍するビジュアルコミュニケーションを理解します。 田中 美帆環境問題、自然災害、テロ、超高齢化社会、貧困問題、地域格差などの社会問題をデザイン視点で解決へ導く手法や事例を学ぶ。企画立案「マイプロジェクト」を行いながら、SDGsの17ゴールを理解し、デザイナーとして一人ひとりが社会との関わり方を考え、社会で機能するクリエイティブ成果を生み出す事を目的としている。西井 育生CGを始めとした先端映像技術の活用のされ方、有用性をプロデュース的視点、クリエイティブ的視点の双方から学びます。また従来の制作手法との結びつきを理解し、今後のビジュアル制作に新しい手法を取り入れるためのアプローチを学びます。金 晃平コミュニケーション活動の発展とメディアの発達の関係を俯瞰的に理解し、メディアごとの特性に合わせて制作されたさまざまな表現事例を知り・考察することで、制作におけるバックグラウンドとして基礎的な知識を習得することを目指す。野村 辰寿短編アニメーション作品を中心にアニメーション表現の原理について学びます。アニメーション創成期から現代にいたる歴史と進化、世界の様々な国における表現の多様性、その2つのポイントを軸に作品観賞と解説で短編アニメーションマップの全体像の把握を目標とします。加藤 勝也現在のグラフィックデザインは様々な分野・技術発展と密接に結びつき、多くの視覚表現を駆使しビジュアルコミュニケーションの領域を担っています。この授業は視覚化された対象の認知と反応について学び、コミュニケーションが行われる流れを理解、言語化できることを目指します。高橋 庸平イラストレーションの表現には、画材や様式、メディア、社会構造などのさまざまな要素が複雑に絡み合っています。それら諸要素を切り口として表現の魅力を掘り下げることで、イラストレーションの基礎について知的アプローチから学びます。田中 美帆企画立案「マイプロジェクト」をグループ企画にし、ワークショップ会議形式で、調査→社会課題の絞り込み→企画立案→プロジェクト計画→資料作成→プレゼンテーション&振返りを行う。 デザイナーとして一人ひとりが社会との関わり方を考え、社会で機能するクリエイティブ成果を生み出す事を目的としている。上野 修カメラの進化と普及は、人間の認識だけではなく、身体性をも変えてきたのではないでしょうか。馬車に機材を積んでいた写真の初期から、スマートフォンでinstagramを操っている現代までを射程に入れ、写真とカメラの「活用」が織りなす表現の変容を考えていきたいと思います。デザイン特論ビジュアルデザイン基礎概論印刷概論 Ⅰ・Ⅱサイン・コミュニケーション 論グラフィックデザイン史広告コピー論】 修必 【 アニメーション原論グラフィックデザイン原論イラストレーション原論 Ⅱソーシャル・デザイン 論 Ⅱ写真表現論OPEN!

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