メディア芸術コース2023パンフレット|多摩美術大学
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14フフュューーチチャャーーララボボデジタルメディアの発展に伴い、私たちの表現の幅は急速なスピードで広がり続けています。フューチャーラボは、日々進歩する新時代のメディアにいち早く着目し、それらを用いた新たな表現の可能性を探求しています。ただし、「新しい道具を使うこと」は、あくまで「新しい世界を表現する」ための手段でしかありません。大事なのは誰もが見過ごしてしまっているメディアの持つ可能性に「気づく」こと。案外私たちの周りには、誰にも気づかれずにその瞬間を待ち続けている可能性が眠っています。そこに気づくことができた時、世界中の誰も見たことのない新たな価値と世界が創造されるのです。担当教員 原田 大三郎/森脇 裕之開発 好明/水江 未来栗原 昇一imagine[グラフィック]作品制作において、考えやアイディアが生まれる瞬間も、作品そのものの魅力の一部であるという考え方から、“思考する”ということをテーマに、脳を中心に思考し活動している様子を平面作品として可視化した。“スマホのカメラで覗き見る”という動作を、“思考を覗く”という行為と重ねあわせ、裸眼で見た時と、カメラを通して色反転させたネガを見る時の、2つの視点から鑑賞できるようになっている。大石 有杏a-hum[立体]私が今まで感じてきた『日本の自然』の美しさや逞しさ、そして途切れる事のない“永遠”をテーマに立体造形で表現しました。この作品は左の口を開けた始まりを意味する阿形と右の口を閉じた終わりを意味する吽形で一つの作品となっています。そして、この二つの作品が揃うことで永遠に途切れる事のない自然の摂理を表しています。FutureLab.

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