() 15『You are what you eat』コミック_グループ展 『万能薬_PANACEA』_@CALM & PUNK GALLERY『a-hum』『One Trip』コミックめいがく岳2018年度大学院修了さんトされ、または出版の可能性を探しています。フリーランスとして作品創作とアート教育の両立を図りながら、自分らしい働き方を追求中です。Q5 在学中に特に印象に残っている授業やプロジェクトは何ですか?院の時、教授が展覧会などに連れて行ってくれたおかげで、留学生の私も日本の美術館やギャラリーを多く知れました。またPBL授業も印象的で、当時は多摩地域の住民たちと共同でお祭りを開催しました。このような授業は機材の使用経験を得るだけではなく、日本の社会と交流する機会となり、留学生にとって有意義だと思います。Q6 ご自身の制作に影響を与えた作品(アーティスト)はありますか?書ききれないです。会社で出会ったアーティストの同期や先輩後輩にはかなり影響を受けて来ました。ですが元祖で言うと私の場合はスタン・ウィンストンです。Qこれからどんな作品を作っていきたいですか?見た人の一部になれるような作品を作っていきたいです。作品を見てもらって「良いな」や「素敵だな」など単純な感想であっても強くその人に思ってもらうとその人の中に私の作品が生き続けます。そうして作品を見てくれた誰かを構成する一つに自分の作品もなったらなと考えています。Q 現在どのような活動・お仕事をされていまQ2 学生時代はどのようなことに取り組んですか?現在はベルギー在住のコミック・アーティスト/イラストレーターとして活動し、現地の美術機関で講師も務めています。マンガ作品では、異なる文化環境での生活体験を、夢と現実の間を行き来する独自の視点で描いています。いましたか?学生時代に制作したアニメーション・インスタレーション《石と苔》は、苔の心を持った石が、自分と周囲の違いに悩みながらも、最後にはその個性を受け入れる物語です。このテーマを表現するため、和紙で作った本型のスクリーンを使い、2つの画面を行き来するアニメーションにしました。展示ではあえて空間の隅に設置し、観客が自然と腰をかがめる姿勢になることで、石や苔のような小さな存在への共感を引き出す工夫をしていました。Qどのような作品を作っていますか?主に立体造形作品を作っています。流木などの自然物と人工的な素材を組み合わせた作品が多いです。今はCG技術や3Dプリンターを使って更に最新の技術で作品を作っています。Q自分の所属ラボを選んだ理由はなんですか?学部時代にあったライトオブジェの課題で、アクリルの板を素材にオブジェを作ったのですが、そこで今まで触った事のない素材や技術を使う魅力を知り新たな表現の可能性を探究するフューチャーラボで自分の作品を追求していきたいと思いました。そして学部では新たな素材を使った作品を作り続け、更にその先の研究もしたいと思い大学院でもこのラボを選択しました。InterviewsQ3 多摩美術大学のメディア芸術コース大学院を受験した理由は何ですか?多摩美術大学のメディア芸術コースを志望した理由は、アニメーションやマンガだけでなく、現代アートなど様々な表現を学びたかったからです。中国伝媒大学卒業して来日後、より幅広い表現を追求したいと考えました。オープンキャンパスでイメージラボの先生方とお話しし、作品の展示方法やコンセプトの深化など、多様な視点から創作できる環境に魅力を感じ、受験を決意しました。Q4 今後どのような活動をしていきたいと考えていますか?今後はベルギーやヨーロッパを拠点に、コミックやイラストを中心に創作活動を続けていきたいと考えています。多摩美卒業後、仕事をする中、複雑なアニメーションよりも平面の表現の可能性に気づき、マンガの制作を始めました。現在、ベルギーで制作したコミック「記憶の味」が日本のトーチ漫画賞にノミネーQ 大学生活の中で学んだ一番大切なことはなんですか?根拠の無い自信を持つ。事かと思います。私自身、自信がとてもある方では無いです。周りは凄いアーティストばかりで置いていかれないよういつも不安。その中でとにかく頑張って同じ水準になるまで努力する事でどうにか進んできました。ただいつも自信は無いですが自分に限界を決める事はしないようにしていました。どんなに難しそうな事もやりたい事があればそこに向かってみる。それが自由にできるのが大学だと思いますしこの時期を一番大切にした方が良いと思いました。仕事だったらこの根拠の無い自信は持てないし持ってはダメだと個人的には思うので学生の皆さん今がチャンスです。Q影響を受けたアーティスト、自分を支えてくれているアーティストは誰ですか? 明大石有杏さん修士1年大学院/デザイン研究・デザイン指導日本の絵本・映像作家たむらしげる、束芋、ベルギーの芸術家フォロンが好きです。Q7 在学生・受験生に向けてメッセージをお願いします。日本での学びと仕事で多くの収穫を得ました。大学院での研究は自分の作品制作の基盤となり、単なる自己表現ではなく「観客に伝わる表現」の本質を理解しました。メ芸での日々は、私の人生で最も素晴らしい学びの時間でした。また、日本には学生向けの映像・アート公募がたくさんあります。在学中からどんどん応募しましょう! 留学生の就職に関しては、近年の映像やゲーム分野では外国人にも機会が広がってるようです。落ち着いて就活すればきっと大丈夫です。応援しています!Q受験生に向けてひとこと私は学部卒業後、新卒で就職して数年働く日々の中で作品制作の重要さを改めて感じ大学院の門を叩きました。大学院に行きたい人の理由は様々でしょう。修士課程は二年と短いですがここで勉強できる時間は学部とはまた違う世界が見れる最高に自由な場所だと思います。受験勉強は大変かと思いますが是非自分の研究を最先端の技術で思いっきり極める事ができるメディア芸術にお越しください。表現したい勉強したいという気持ちを大切に。Image-Labの卒業生に聞いてみましたImage-Labの在校生に聞いてみました
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