演劇舞踊デザイン学科 第4期生 卒業制作 演劇公演「□□□・ミーツ・□□□」
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※撮影時のみマスクを外し、短時間で撮影を行いました。※撮影時のみマスクを外し、短時間で撮影を行いました。“会う”って誰のための行動なのか、漢字が違うとその対象は異なってきちゃいます、けど全てどこかで繋がっていて、ひょんなことで“逢う”が“遭う”になってしまうこともあれば、“遭う”の先に“逢う”が隠れていたりすることもあります。その偶然や驚きこそがその美しさなのだとこの作品に触れて、改めて思えました。自分自身1つの方向を目指して進んでいるつもりでも、視線が周囲に逸れてついつい変な場所に着地してしまいがちですが、これからも全力で脱線していこうと思います。そう思うと今を大切にできる気がしました。千葉:今回、自分で作った音楽が舞台に使われるけど、実際に作ってみてどうだった?松永:うーん、今まで自分の作った曲が公演に使われることは多々あったけれども、東京芸術劇場のステージで使われるとなると、緊張がすごくていつも以上に悩みましたね。自分一人の力では限界があったので…今回は仲間にめちゃくちゃ助けてもらいながら作りました。なので自分で作ったというか、みんなで作ったに近いかもしれないです。千葉:そうだね。こんな大きな劇場でしかも卒業公演で使われるなんて、緊張度合いは桁違いだもんね。自分は微力ながら音楽制作に関わったけど、一人だけでできることって限られるよね。 松永:うん。自分は楽器が一切弾けないから、実際にギターを取り多摩美術大学大学院 グラフィックデザイン研究領域 修士1年(写真左から)伊藤 健太 倉本 大豪出してコードや弾き方をアドバイスしてくれた千葉やシオン(金澤)には本当に感謝なんよね。千葉:まっちゃん(松永)の助力になれていたら私は嬉しいよ。松永:このインタビューを受けている今も鋭意製作中なんで、また頼るかもしれないです(汗)。千葉:そうね(笑)。これからも頼ってください!こうやって一人一人が補いあう作品っていいよね。松永:そうね、あったかい作品なんだよな!こんなご時世だけど演劇を、この劇を好きになってほしいです。そこに音楽でさらに彩りをプラスして、お客さんに作品を超好きになってもらえるように頑張ります!!千葉:うん、頑張ろう!!!!今日はありがとうございました。この作品を読んだ時、「繋がり」という、見えない細い糸が、思いも寄らない場所で交差し、絡まり、引き寄せあっている、そんな印象を受けました。今の世界において忘れてはいけない、ともすると少し暗い気分になってしまいそうな大事なメッセージが小気味良いテンポとスピード感を持って感じられます。「繋がり」を表現の軸とし、その中でちょっと摩訶不思議なストーリーを画面に匂わせました。出会いっていつでも不思議なものなので!「ナニカ・ミーツ・ナニカ」というタイトルのように「ポスター・ミーツ・アナタ」を楽しく演出できていたら嬉しいです。18伊藤 健太倉本 大豪インタビュアー音楽(写真左から)松永 治樹  千葉 永輔宣伝美術

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