プロダクトデザイン専攻2026年度推薦パンフレット|多摩美術大学
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【選択B】左上:モチーフのテーブルランプに複数ある樹脂の質感(素材・仕上げ、透明度)の違いと、画面内に収まりきらない躍動感や奥行感、空気感を高い表現スキルにより描写されている点が評価された作品です。2つのモチーフの形状ディテールにも細心の注意が配られている。右上:テーブルランプの周辺に意味有り気に配された赤い紙ナプキン。このモチーフを出題した側が意図した“ストーリーを創り出して欲しい”という願いが通じた作品です。ランプ脚部の透明感と光の届く範囲が赤の紙ナプキンの陰影や映り込みで巧みに描写されています。左下:テーブルランプの上に50枚の紙ナプキン束が乗せられ、バランスを崩して今にも倒れそうな一瞬を切り取った作品で、その動きのある構図が評価された作品です。加えて、受験生ではなかなか使用しないデザインマーカーを使用してのリフレクション描写や立体感表現が巧みです。

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