演劇舞踊デザイン学科2024パンフレット|多摩美術大学
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卒業生が語る多摩美のまなび122007年文化庁新進芸術家海外研修生として渡英。読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、伊藤熹朔賞新人賞など受賞多数。ストレートプレイを軸に、ミュージカル、2.5次元など様々なジャンルの舞台美術デザインを手掛けている。文学座所属。1990年2月13日生まれ、静岡県出身。俳優としての活動のほかバラエティ番組でも個性あふれるキャラクターで人気を集めている。 近年の主な出演作に、映画『翔んで埼玉』シリーズ(2019・2023)、舞台『パタリロ!』シリーズ(2016〜22)、ミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2024)などがある。演劇舞踊デザイン学科10周年/多摩美の《上演芸術》教育70周年演劇舞踊デザイン学科は2014年設立の新しい学科ですが、多摩美における《上演芸術》の教育は1954年からの長きに渡ります。改組を重ねて現在の学科に至り、2024年春には7期生が巣立ちました。専門性の高い学びを生かして歩みを進めている卒業生の声をお届けします。乘峯雅寛 のりみね まさひろ 舞台美術家 (2001年度卒)加藤 諒 かとう りょう 俳優 (2011年度卒)多摩芸術学園 演劇学科・芸能美術学科     溝の口キャンパス 1954–1992多摩美術大学 美術学部二部 芸術学科     上野毛キャンパス 1989–2002多摩美術大学 造形表現学部 映像演劇学科   上野毛キャンパス 1999–2017多摩美術大学 美術学部 演劇舞踊デザイン学科 上野毛キャンパス 2014–『骨と十字架』(演出:小川絵梨子/新国立劇場 中劇場、2019年) 『リチャード二世』(演出:鵜山仁/新国立劇場 中劇場、2020年)ミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(演出・振付:宮本亞門/東京建物Brillia HALL、梅田芸術劇場、他、2024年)提供:ホリプロ/撮影:渡部孝弘『パタリロ!』(演出:小林顕作/紀伊國屋ホール、他、2016年初演)©魔夜峰央/白泉社 ©舞台「パタリロ!」製作委員会大学1年の時に演劇と出会い、僕の世界は大きく変わりました。上演実習や卒業制作がデビュー作、そのまま今の仕事に結びついています。発見した面白いことを、一緒に楽しめるチームとさらに膨らませて観客に届ける。実習で学んだ舞台の基礎は今も変わりません。技術と、何より大事なコミュニケーション。大切なことを学んだ4年間です。実技の授業が多かったことが楽しかったです。舞台制作やフィルムで短編映画を撮ったり写真を撮ったり、学内劇団に入って制作発表会に参加しました。時には学校から飛び出して、二子玉川ライズ×多摩美の『タマリバース』にも参加させていただいて、ひびのこづえさんの衣裳を纏い、森山開次さんの振付を踊りました。学生時代に第一線で活躍されている方や先生方とクリエイティブ出来る環境があった事は、今の自分の活動にも繋がる大事な時間だったと思います。

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