演劇舞踊デザイン学科2023パンフレット|多摩美術大学
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Dance New Air 2020→2021 ダンスショウケース『大蛇-義太夫とコンテンポラリーダンスによる-』(詞章・作曲・演出:やまみちやえ)@スパイラルホール 2021年10月 photo by Yulia Skogoreva@赤坂ACTシアター東京芸術祭2022 野外劇『嵐が丘』(演出:小野寺修二)@GLOBAL RING THEATRE〈池袋西口公園野外劇場〉2022年10月 Photo by 二石友希『場の精霊からの手紙』(作:山本 悠 演出・ストーリー原案:湯川拓哉)@三鷹 おんがくのじかん 2023年3月13安部 萌 2017年度 演劇舞踊コース卒ダンサー/俳優/コラージュデザイナー (フリーランス)直近の出演作品には『桜姫東文章』(木ノ下歌舞伎)『ASAKUSA THUNDER GATE』(妖精大図鑑)など基礎的な身体性を鍛錬しつつも、とにかく自由に創作し続けられた時間でした。また、座学を通しても芸術分野全般において多様な歴史や現状を広く学ぶことができ、感覚的ではありますが"アート的空気"のなかで現在の自身に直結しているパフォーマーとしての自分と向き合うことができたのは、美術大学ならではの環境だったと感じています。碩 紫音 2020年度 劇場美術デザインコース卒株式会社アート・ステージライティング・グループオペラ、バレエ、ミュージカル、芝居など様々な舞台に関わり、プロとして日々勉強を続けています。 今は『ハリー・ポッターと呪いの子』のフォロースポットを担当しています。プロダクションマネージャーは金井勇一郎先生です。先生ではなく同じ現場で働く先輩としてお会いできることをとても嬉しく感じています。丹野武蔵 2019年度 演劇舞踊コース卒俳優(フリーランス)/東京藝術大学大学院修士課程在学中 いろんな視点を持ったいろんな人たちがいます。学生だけでなく先生も。そんな人たちと話し、時には何かをつくっていくなかで、美学が衝突する。その先にあるものの一つは発見でした。何を大切にしているのか? そんなことを考えながら他人とそして何より自分と向き合った経験は、様々な表現方法を横断する僕にとって確かに財産になっています。湯川拓哉 2017年度 演劇舞踊コース卒 2019年度 大学院演劇舞踊専攻修了俳優/演出家(コップクラフト共同主宰) 大学での一番の財産は"そうやすやすと分かり合えない"と知ることができたことです。表現の技術力の問題は勿論、人間として他者とどう向き合うのかをよく学びました。どんなに親しく同じ言葉を使っていると思っても、目の前にいる人間は"他者"です。同じく表現を志す他者に揉まれ、分かり合えなさから始める事は、大きな学びになりました。演劇舞踊デザイン学科は2014年設立の新しい学科ですが、多摩美における上演芸術の教育は1954年からの永きに渡ります。改組を重ねて現在の学科に至り、2023年春には6期生が巣立ちました。専門性の高い学びを生かして歩みを進めている卒業生の声をお届けします。

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