絵画学科版画専攻
従来の版画表現から写真や絵本、デジタル表現などへと学びの幅を広げる教育により、
作家やデザイナーはもちろん、様々な業種の創造的進路に実績を誇る。
従来の版画表現から写真や絵本、デジタル表現などへと学びの幅を広げる教育により、作家やデザイナーはもちろん、様々な業種の創造的進路に実績を誇る。
Activity News(版画専攻)
学科卒業生インタビュー・関連コンテンツ
卒業後の進路実績
アーティスト、画家、版画家、絵本作家、写真家、グラフィックデザイナー、イラストレーター、ゲームクリエイター、キャラクターデザイナー、教員として多くの卒業生が活躍しています。版画専攻で学ぶ版画および写真、絵画、ドローイング、グラフィックデザイン、イラストレーション、アートブック制作などで培った専門知識や技術を生かして多種多様な分野に進みます。
主な就職先(過去2年 ※2022年5月31日現在)
- ゲーム・アニメ・CG
- CyDesignation/コナミデジタルエンタテインメント/サミー/美峰
- WEB・通信・情報処理
- ポスト
- 広告代理店・制作会社
- Whatif Production/ビルボ
- 印刷・写真
- さくら印刷/ポプルス/三協シール印刷/青木写真館
- 玩具・文具・生活雑貨
- バンダイ/刃物屋トギノン
- 靴・バッグ・装飾品
- ケイ・ウノ
- 建築設計・店舗・空間
- 三研工業
- 住宅・不動産
- 狭山不動産
- 美術教室・画廊
- 芸術による教育の会
- その他
- アウトソーシングテクノロジー/知日
教育課程・履修科目

今日の情報化社会を支えるのは情報を複製し、配信する技術であり、かつてそれを切り拓いてきたのは版画の技術でした。西洋の印刷術から始まる銅版画やリトグラフ、浮世絵で知られる木版画など、版画は東西に長い歴史を持ち、複製技術時代の芸術表現として発展してきたのです。そして今日おいては、デジタル化によって写真やCGも版画の一つとして捉えられる一方で、版画とデザインの歴史的な関わりが見直されるようになりました。版画専攻では、2018年度よりカリキュラムを大幅に刷新し、このような伝統と先端に拡がる版画の多種多様な可能性を探求することを通じて、アートとデザインを横断しながら独自の視点で思考できる人の育成を目指しています。
専門学科科目の概要
1·2年次では、絵画、彫刻、現代アートなどの多様な芸術表現に関わりながら、さまざまな版画の技法、構造を学んでいきます。それによって広範な美術における版画表現の可能性を考えながら、独自の表現を模索していきます。3年次ではさらなる専門的な技術、知識を修得しながら、アートとデザインの垣根を越えて各自の表現テーマを発見し、展開させていきます。4年次で美術史、あるいは社会的、文化的な文脈を見据えながら4年間の集大成を作り上げていきます。
1年次
4年間の学びを支える足腰を鍛える平面、立体、映像、社会など多様なアプローチによる基礎。

4つの版種(木版、銅版、リトグラフ、シルクスクリーン)の基礎を通じて版画の特質を体験的に理解する一方、基礎実技において幅広い造形表現を学び、広い視野と4年間の学びに必要な基礎力を身につけます。そして、それまで気がつかなかった自分の潜在的な可能性に出会いながら、独自の表現を模索していきます。
2年次
1年次で得た問題意識を実験的に展開する4つの版種を学び、表現の方向性を探る。

4つの版種の様々な技法を学びながら、各自の表現を実験的に展開させます。また写真(暗室、デジタル)基礎、デジタルプリント基礎において美術における写真表現や、デジタル時代における版画の可能性も学んでいきます。
3年次
自分の表現を展開するアートとデザインを横断的に学びながら、芸術表現の今日的な可能性を探る。

木版画、銅版画、リトグラフ、シルクスクリーン・写真工房の中から工房を1つを選択し、専門技術を修得しながら、今日的な版画の多様性を学ぶことを通じて各自の表現テーマを発見し、それを深めていきます。また、絵本などのブックアートやデザイン表現を研究することで、各自の表現をどのように社会に展開させるか実験的に探っていきます。
4年次
4年間の集大成を作り上げる自分の位置を知り、社会に発信する。

技術的な完成度を高めながら、3年次で見出したテーマをさらに深め、4年間の集大成としての卒業制作に取り組みます。同時に学生主体で展覧会を企画運営するプログラムや、アートとデザインの横断的な学びをさらに発展させる選択授業を通じて、卒業後の各自の進路に備えていきます。
- 取得可能な資格
- 中学校教諭一種免許状(美術)
高等学校教諭一種免許状(美術)
学芸員資格
- この学科の4年間の履修科目
- 共通教育科目
- 共通教育科目は学ぶ目的によって
「教養科目」「美術理論科目」「言語科目」「リテラシー科目」の4つに区分しています。
これら4つの区分から、自分に合った科目を組み合わせて履修できます。
環境・設備
主な学科専有施設と設備
銅版、木版、シルクスクリーン、リトグラフ工房だけでなく、写真工房やPC機器まで完備

- シルクスクリーン / 写真工房
- シルクスクリーン・写真工房には大型感光機と乾燥機を有する暗室と、PC機器等が充実したパソコンルームがあります。シルクスクリーン制作はもちろん、デジタル表現のための作業も行うことができます。

- リトグラフ工房
- 仕切りのない広い空間に描画スペース、印刷スペースを配置。リトプレス機2台の他、木版プレス5台、銅版プレス1台を有し、ここでは「たまはん」で開発された、様々なリトグラフ技法が学べます。

- 銅版工房
- 9台の大小プレス機が完備された世界有数の版画銅版工房です。有機溶剤の揮発ガスを室内から排除する換気ダクトや、大型の紙湿し槽、自動目立て装置、銅版をカットできるシャーリングなど充実した設備で制作活動が可能です。

- 木版工房
- 吹田文明名誉教授により開発された木版プレス機の他、平圧プレス機・活版プレス・本バレン、ディスクバレン等、摺りに必要な機材を完備しています。また各種道具の他、油性インク、水性絵の具等を常備し、あらゆる技法に対応出来る設備が整っています。
- 絵画北棟
- 1階にすべての工房と研究室が揃っており、大学院生も含めて全学年が制作活動を行っています。
全学生が使える主な共有施設と設備
全ての学生が利用できるメディアセンターをはじめ、最新機材や展示スペースが備わっています
卒業制作優秀作品集
教員紹介
2023年4月現在
この学科の入試概要
この学科には主に3つの入試方式があり、本学での実技と学科試験を組み合わせた「一般方式」、実技と共通テストを組み合わせた「共通テストⅠ方式」、「総合型選抜」で受験が可能です
一般選抜
一般方式
実技試験
+
国語/英語
募集人員:15名
- 出願期間
- 2024年1月6日(土)~
1月16日(火)
- 合格発表
- 2024年2月19日(月)13:00~
2月21日(水)
- 入学手続(締切)
- 2024年2月29日(木)
一般選抜
共通テストⅠ方式
実技試験
+
共通テスト
募集人員:5名
- 出願期間
- 2024年1月6日(土)~
1月16日(火)
- 合格発表
- 2024年2月19日(月)13:00~
2月21日(水)
- 入学手続(締切)
- 2024年2月29日(木)
一般選抜
共通テストⅡ方式
版画専攻での実施なし
総合型選抜
募集人員:10名
- 出願期間
- 2023年11月1日(水)~
11月7日(火)
- 合格発表
- 2023年11月23日(木)13:00~
11月25日(土)
- 入学手続(締切)
- 2023年12月11日(月)
この学科のデータ
入学定員 | 在学生数 | 学ぶキャンパス |
---|---|---|
30名※2023年度 | 144名※2023年度 | 八王子キャンパス |