学力で勝負したい受験生にチャンスです

共通テストのみ入試

2023年度入学試験では以下の
6学科・専攻・コースで共通テストのみの
入試(共通テストⅡ方式)を実施

実施学科の概要と主な就職実績

生産デザイン学科
プロダクトデザイン専攻

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募集人員:2

学びの領域:プロダクトデザイン/製品デザイン/サービスデザイン/UXデザイン/アドバンスドデザイン

主な就職実績

トヨタ自動車/本田技術研究所/マツダ/ソニー/パナソニック/日立製作所/富士フイルム/資生堂など

環境デザイン学科

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募集人員:15

学びの領域:インテリアデザイン/建築デザイン/ランドスケープデザイン/空間デザイン/ディスプレイデザイン/都市環境

主な就職実績

住友林業/積水ハウス/木下工務店/カッシーナ・イクスシー/劇団四季/NHK/資生堂/オリエンタルランドなど

情報デザイン学科
情報デザインコース

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募集人員:10

学びの領域:インタラクションデザイン/ビジュアルプログラミング/インフォグラフィックス/ウェブデザイン/映像/電子工作/UX・UI デザイン/サービスデザイン/ソーシャルデザイン

主な就職実績

ヤフー/コロプラ/カプコン/スクウェア・エニックス/電通/キヤノン/ソニー/凸版印刷/髙島屋など

統合デザイン学科

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募集人員:18

学びの領域:グラフィック/プロダクト/インターフェース/コミュニケーションといったデザインの諸領域を統合的に学び、社会のさまざまな課題解決に必要な思考力と具体化する力をつけます。

主な就職実績

任天堂/電通/博報堂/アクセンチュア/味の素/日本テレビアート/良品計画/三菱電機エンジニアリングなど

演劇舞踊デザイン学科
劇場美術デザインコース

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募集人員:2

学びの領域:舞台美術/映像美術/照明/衣裳

主な就職実績

オリエンタルランド/ジグノシステムジャパン/角川大映スタジオ/松竹衣裳/劇団四季/金井大道具/電通デジタルなど

芸術学科

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募集人員:16

学びの領域:美術史・デザイン史/芸術学/展覧会企画・展示/エディトリアルデザイン/編集・出版/アーカイヴ

主な就職実績

アマナホールディングス/電通テック/大空出版/イケア・ジャパン/エイチアイエス/京王百貨店など

  • ※主な就職実績は2016~2018年3月卒業生の実績。統合デザインと劇場美術デザインは2018年3月卒業生のみの実績。

共通テストⅡ方式とは

従来からあるデッサンなどの実技試験を課す方式とは別に設けた入試制度のことで、共通テストの指定した科目のみで合否判定するものです。高い思考力と表現意欲を持った生徒が実際にこの方式で受験し、入学後に多彩な活躍をみせています。

共通テストⅡ方式の試験教科・科目・配点

  • 生産デザイン学科
    プロダクトデザイン専攻
国語 ①近代以降の文章
②近代以降の文章+古文
③近代以降の文章+古文+漢文
100点 合計
400点
数学 数Ⅰ・数A 100点
英語 ①リーディング
②リーディング+リスニング
100点
3教科15科目
から
1教科
1科目
地理歴史(世A、世B、日A、日B、地理A、地理B) 100点
公民(現社、倫、政経、倫・政経)
理科(〈物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎〉から選択した2つ[本学一般選抜(共通テストⅡ方式)ではこれを理科の1科目として扱います]、物、化、生、地学)
  • ※国語については、①近代以降の文章 ②近代以降の文章+古文 ③近代以降の文章+古文+漢文 をいずれも100点満点に換算し、高い得点を評価します。
  • ※英語は、「①リーディングのみ100点満点」「②リーディング50点満点+リスニング50点満点」に換算し、いずれか高い得点を評価します。
  • ※指定した選択教科・科目数以上を受験した場合は、得点の高い1教科・1科目を評価します。
  • 環境デザイン学科
  • 統合デザイン学科
  • 演劇舞踊デザイン
    劇場美術デザインコース
数学 数Ⅰ・数A 100点 合計
400点
数Ⅱ・数B 100点
理科

物、化、生、地学から1科目選択

100点
1教科
1科目
選択
国語(近代以降の文章のみを評価) 100点
英語(①リーディング②リーディング+リスニング)
  • ※英語は、「①リーディングのみ100点満点」「②リーディング50点満点+リスニング50点満点」に換算し、いずれか高い得点を評価します。
  • ※指定した選択教科・科目数以上を受験した場合は、得点の高い1教科・1科目を評価します。
  • 情報デザイン学科
    情報デザインコース
国語 近代以降の文章 100点 合計
500点
数学 数Ⅰ・数A 100点
数Ⅱ・数B、簿記・会計、情報関係基礎 100点
理科

物、化、生、地学から1科目選択

100点
外国語 英語※(①リーディング②リーディング+リスニング)、独、仏、中、韓から1科目選択 100点
  • ※外国語は100点満点に換算します。
    英語は、「①リーディングのみ100点満点」「②リーディング50点満点+リスニング50点満点」に換算し、いずれか高い得点を評価します。
  • ※指定した選択教科・科目数以上を受験した場合は、得点の高い1教科・1科目を評価します。
  • 芸術学科
国語 ①近代以降の文章
②近代以降の文章+古文
③近代以降の文章+古文+漢文
200点 合計
500点
英語 ①リーディング
②リーディング+リスニング
200点
4教科
21科目
から
1教科
1科目
地理歴史(世A、世B、日A、日B、地理A、地理B) 100点
公民(現社、倫、政経、倫・政経)
数学(数Ⅰ、数Ⅰ・数A、数Ⅱ、数Ⅱ・数B、簿、情報)
理科(〈物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎〉から選択した2つ[本学一般選抜(共通テストⅡ方式)ではこれを理科の1科目として扱います]、物、化、生、地学)
  • ※国語については、①近代以降の文章 ②近代以降の文章+古文 ③近代以降の文章+古文+漢文 をいずれも200点満点に換算し、高い得点を評価します。
  • ※英語は、「①リーディングのみ200点満点」「②リーディング100点満点+リスニング100点満点」に換算し、いずれか高い得点を評価します。
  • ※指定した選択教科・科目数以上を受験した場合は、得点の高い1教科・1科目を評価します。

出願期間[WEB出願のみ]

2023年1月6日(金)13:00

1月23日(月)18:00

検定料

1学科につき 15,000円

合格発表

2月18日(土)13:00

2月20日(月)

入学手続(締切)※

2月28日(火)

  • ※二段階納入方式の場合は1次手続きの締切日。2次手続き締切日は2023年3月15日。

過去3年間の共通テスト(2020年以前センター試験)のみ入試の受験者出身高校(一部抜粋)

【北海道・東北】旭川東、札幌西、盛岡第三、仙台第二、秋田、福島(県立)【関東】土浦第一、水戸第一、宇都宮、高崎女子、前橋女子、大宮、開智、川越(県立)、栄東、市川、渋谷教育学園幕張、千葉(県立)、東葛飾、船橋(県立)、麻布、桜蔭、鷗友学園女子、お茶の水女子大学附属、海城、開成、国立、小石川、攻玉社、駒場東邦、芝、渋谷教育学園渋谷、城北、女子学院、筑波大学附属、筑波大学附属駒場、東京学芸大学附属、桐朋、豊島岡女子学園、戸山、西、武蔵、早稲田、浅野、厚木、栄光学園、サレジオ学院、湘南、聖光学院、逗子開成、柏陽、フェリス女学院、横浜翠嵐【中部】長岡、新潟、高岡、富山、金沢泉丘、高志、武生、藤島、甲府南、長野(県立)、松本深志、岐阜北、磐田南、静岡、清水東、浜松北、旭丘、一宮、岡崎、海陽、東海、明和【近畿】膳所、西京、嵯峨野、洛南、大手前、清風南海、三国丘、甲陽学院、須磨学園、兵庫、六甲学院、畝傍、帝塚山、智辯学園和歌山【中国・四国】岡山朝日、広島学院、基町、徳山、徳島文理、高松、愛光、土佐【九州】久留米大学附設、小倉、修猷館、筑紫丘、東筑、青雲、済々黌、宮崎西、甲南、沖縄尚学
※試験名称は当時のものです

共通テストのみ入試で入学した
学生たちの声
※試験名称は当時のものです

吉川 潤さん

オープンキャンパスで「共通テストのみ入試」を知ってチャンス!と思った

聖光学院中学校高等学校 
吉川 潤さん
(2020年 プロダクトデザイン専攻 入学)

高校の時からビジネスコンテストに参加するのが好きで、ものづくり全般に興味があり、工学部のデザイン系学科を志望していました。高3の時、いくつかオープンキャンパスをまわった中に多摩美があり、そこで初めて「共通テストのみ入試」の話を聞いてチャンス!と思いました。それまで多摩美に憧れはあったものの、まわりに美大志望者がいなかったことや実技対策が必要なことから志望していませんでしたが、進学校で頑張ってきた学力のみでチャレンジできるなら、と進路変更したんです。高校の先生や友人にはとても驚かれましたね。実技に関しては、最初のうちは課題が出される度に不安になっていました。けれど課題をこなしていくうちに、みんなに追いつけるかどうかよりも、みんなと違ってていいんだと思えるようになりましたね。課題に対して作った成果物をプレゼンテーションし、先生から講評を受けるというプロセスを繰り返して学んでいくのですが、その早い段階で、自分の強みはロジカルなことだと気づけたからなんです。もともと理系の勉強をしてきたからかもしれませんが、課題に対して理由を段階的に組み上げ、論理立てた提案ができることを、先生方からも評価していただいています。将来はファッションプロダクト、特に時計など身につける製品のデザインがしたいと思い、がんばっています。

中出 眞太郎さん

将来、社会の中で自分にしかできないと思える仕事がしたくて、進路変更した

滋賀県立石山高校 
中出 眞太郎さん
(2020年 プロダクトデザイン専攻 入学)

子供の頃から「美術は楽しい」と感じていましたが、仕事にするには不安があり、高校では経済学部を志望していました。文系選択で、勉強が得意ということが志望理由でした。でも将来、自分にしかできないと思える仕事をする姿が思い描けず、既卒生になった段階で経済学部から国公立の美大に進路変更しました。そこから実技の勉強もしましたが時間が足りず、実技なしで受験できると知った多摩美にも出願したんです。私の場合、両親が画家という影響もあり、ずっと「美大=純粋美術」と思い込んでいました。でも多摩美を調べるうちに、デザインが社会や就職とも直結していること、美大にそれを教える領域があることを知りました。特にプロダクトデザイン専攻は、自分のつくったものが世に出て、いろんな人に使われたらすごく嬉しいだろうな、とイメージして入学しました。最初は、色彩感覚などを磨いてきた人たちと一緒に学んでいけるのか、不安もありました。でも「習得してアウトプットし、指摘を受けたら修正する」という学びのプロセス自体、美大も高校までの勉強と変わらないことがわかり、役に立ちました。将来は家電業界を目指しています。この専攻の就職実績を見てもわかるとおり、日本を代表する企業で、誰もが知るような製品を手がけている卒業生が数多くいます。そこに続きたいと思っていますし、両親も将来を応援してくれています。

小泉 起行さん

周りに流されず、自分が本当に学びたいことから進路を探して多摩美にたどり着いた

宮城県仙台第二高等学校 
小泉 起行さん
(2021年 情報デザインコース 入学)

メディアアートに興味があったものの、周りは国公立大や旧帝大を目指すような環境だったので、私も漠然と国立大の情報系学部を志望していました。でもそうした大学のカリキュラムを見てAIが学べるなどと知っても興味が湧かず、入学後に自分が何をやりたいのか見えてこなかったんです。そこで大学名や学部名ではなく、本当に学びたいと思っていた「プロジェクションマッピング」などのキーワードで検索したところ多摩美がヒットしました。もともと高2の時にオープンキャンパスで訪れて雰囲気の良い大学だと感じていましたが、デッサンの勉強はほとんどやった事がなく、実技なしで受験できると知ってチャレンジすることにしました。私は映像系に興味がありますが、友人はUI/UXだったり、ずっと絵を描いている人もいます。ここには興味も将来の進路もバラバラな人たちが集まっていて、まるでサラダボウルのようなんです。オープンキャンパスの学年リーダーなどをやって、興味の異なるメンバーの適材適所を考えるようなチームプロデュースに自分の志向があるんじゃないかと気づきました。やりたかったプロジェクションマッピングはもちろん、コミュニティデザインにも興味が湧いて、やりたいことだらけの大学生活を送っています。

薄井 まいさん

高3の冬に思い切って多摩美に決め、無数の表現手段を知ることができた

栃木県立石橋高等学校 
薄井 まいさん
(2019年 情報デザインコース 入学)

ファッション誌の誌面デザインに興味があったものの、美大は絵がうまくて感性豊かな人が行く大学というイメージがあったので全く考えていなくて、工学部のデザイン系学科を志望していました。でも、そういった学科のカリキュラムや就職先を調べてみたところ、私の学びたいデザイン領域よりもエンジニアに近い内容に感じられて、学びたいことと違うなと気づいたんです。そんな高3の冬、多摩美に実技なしの試験があると知って思い切って出願し、合格しました。入学後、実技についていけるか不安でしたが、情報デザインコースはパソコンを使って制作することが多いし、デザインの考え方や無数の表現方法について学ぶので、早い段階でそんな不安はなくなりました。たとえば1年生では『デッサンとスケッチ』という授業があり、うまく描くというよりも、描く楽しさを学んだように思います。今現在は、いろんな作品を見たり様々な考えに触れて刺激を受けた結果、むしろどんどん描いて表現したくなり、油絵にも挑戦しています。3年生のゼミで社会デザインに取り組んだ経験を生かして、社会と繋がるデザインを、テクノロジーとアナログの両方の手法を用いて、境界無しにやってみたいと考えています。

舩津 光太郎さん

発想力やプログラミング力などを武器に、ゲームと玩具を組み合わせた作品をつくりたい

関西大倉高等学校 
舩津 光太郎さん
(2019年 情報デザインコース 入学)

もともと国公立大の建築系学部を志望していたので、多摩美へ出願する予定はありませんでした。ところがセンター試験後、母が「多摩美に実技なし入試があるよ」と勧めてくれたのをきっかけに出願し、情報デザインコースに合格しました。他学科や公立大学も合格したものの、建築以外にゲームが好きだったのと、卒業生の就職実績にゲーム業界があるのを知って、情報デザインコースに決めました。実技で入学したわけではないですし、大阪から出てきて初めての一人暮らし。最初は友達もいない状況で、課題についていけるか不安もありましたが、発想力という武器で問題なく制作していくことができました。1年の授業では基礎から段階的に教えてもらえましたし、理系だったからか、初めて学ぶプログラミングの授業もすぐ理解できて自信になりました。だから今もし後輩に受験後のことを尋ねられても、不安がる必要はないよと断言できますね。3年生前期で取り組んだ「経験デザイン(あそびのデザイン)」の授業をきっかけに、将来は玩具業界を第一志望にと考えるようになりました。卒業制作ではゲームプログラミングと玩具を組み合わせ、集大成になる作品を作ろうと考えています。

矢島 優大さん

クリエイティブな仕事に興味があったけど、特別な実技トレーニングはしていなかった

静岡県立静岡高等学校 
矢島 優大さん
(2019年 統合デザイン学科 入学)

父がパッケージデザインの仕事に携わっており、クリエイティブな仕事に興味がありました。美大に興味はありましたが、美大の芸術分野をめざすための特別な実技トレーニングはしておらず、総合大学への進学も考えていました。しかし、学力だけで挑戦できる多摩美の入試方式を知り「コレだ!」と思い挑戦し、進学をしました。
将来の夢は2つあって、1つはUIとかUXのデザインに関わる分野と、もう1つは広告の分野です。学んできたことを活かして、どうやったら売れるものを作れるか、魅力的に見られるものを作れるのか、というところを考えていきたい。そのため、人間と人間、人間とモノがどうコミュニケーションをとるのかというところに、重きを置いて勉強しています。

薬澤 航輝さん

思考力のある人がデザイナーとして力をつけられる学科

工学院大学附属中学校・高等学校 
薬澤 航輝さん
(2018年 統合デザイン学科 入学)

実は僕の場合、受験の最後まで美大に行くことを考えていませんでした。そもそも美大は、感性やセンスあふれる才能のある人だけがいくところというイメージがあったんですね。しかし実際に入ってみたら、センスだけでなく思考力と感性を上手く組み合わせる必要があると知りました。思考力がある人も、そこで学べば表現者になれる、デザイナーとして力をつけられるというのを学びましたし、それがこの学科の魅力だと感じています。
現在は映像・環境・人のインタラクティブな関係性を新しく捉え直すような作品を作っています。具体的には、センサーなどを使いながら、人と映像との接点をどういうふうに考えるのかというのがテーマ。例えばスマホをタッチしたときに、表示される映像によって人の感じ方は変わります。新しいスマートフォンのインタラクションから、魅力的なゲームを考えて作っていくといったようなことをやっています。

青木 美羽さん

入学後のデッサントレーニングで遠近法や水彩を論理的に学ぶことができ、安心した

鷗友学園女子中学校・高等学校 
青木 美羽さん
(2018年 環境デザイン学科 入学)

センター試験のみ(現・共通テストⅡ方式)で入学した当初は、もちろん不安でした。画塾に行っていなかったので絵を描く機会もありませんでしたし、美術大学っていうと絵のイメージが強かったので、プレゼン等で絵を描けていけるのかなという気持ちがありました。そんな心境だったのですが、1年生の時に受けたデッサントレーニングという授業で、パースペクティブ(遠近法)や水彩などを一から論理的に教えていただいたおかげで、自分の中にすっと取り入れることができました。
今、振り返ると、構造力学はもともと自分が学んできた数学や物理の分野ですし、プレゼンの論理性を周囲から評価してもらえることが多いので、そういう部分でもともとの自分の強みを生かせていると感じています。

大内田 光さん

建築からさらに広い分野を学び、将来は海外で働いてみたい

サレジオ学院中学校・高等学校 
大内田 光さん
(2019年 環境デザイン学科 入学)

もともと総合大学の建築系の学部をめざしていたところ、多摩美出身の美術の先生から、「建築を学ぶなら多摩美の環境デザイン学科にもセンター試験だけの入試方式がある」と教えてもらったのがきっかけで受験しました。入学を決めた時もそんなに迷わなかったですね。中高の先輩に、映像の分野で活躍している多摩美の卒業生がいることを聞いていましたし、多摩美なら交換留学でドイツに行けると知っていたのも大きかったです。残念ながらコロナの影響で留学は叶いませんでしたが、充実した学生生活を送っています。最初はB評価だったデッサンが授業を受けた結果、1年後期にはS評価にまで伸びたり、産学連携授業に参加して同世代の他学科生に刺激を受けたり、学外のプロジェクトで注目されてメディアから取材を受けたりと、いろんなことに挑戦しています。今後は建築からさらに広い分野を学び、得意の英語を生かして海外で働いてみたいですね。

伊藤 さくらさん

卒業後も先輩と後輩のつながりが強いのは魅力

明治大学付属中野八王子中学高等学校 
伊藤 さくらさん
(2018年 環境デザイン学科 入学)

理系選択で工学系の総合大学を目指していましたが、美大に進んだ友達の話を聞いて楽しそうだなと思い進路を決めました。他の美大にも建築学科がありますが、建築よりも広い領域を学びたかったので、多摩美の環境デザインを選んだんです。2年生のとき「自分の『幸せ』をカタチにしてみせてください」という課題があって、100ページぐらいの詩を書いて展示台の上に並べるというインスタレーションを行いました。こんなふうに、入学前に思っていたよりももっと自由に学べています。総合大学の建築学科に進んだ同級生の話を聞くと、全員が講評会で話をしてもらえるわけではないと聞いて、1人1人しっかり講評してくれる多摩美との違いを感じますね。講評前のミーティングも大切にしてくれます。また絵が苦手な分、1年のときに卒業制作を手伝った先輩からアルバイト先を紹介してもらって、CGを勉強しました。その先輩とはいまだに連絡をとっていて、卒業制作へのアドバイスをもらったりとすごく良い刺激を受けています。学年を超えた人間関係が続くのも、この学科の魅力ですね。

渡邉 沙未さん

公共建築やまちづくりを担う仕事に、ここで得た自由な発想力を生かして

頌栄女子学院中学校・高等学校 
渡邉 沙未さん
(2018年 環境デザイン学科 入学)

多摩美は父に勧められて受験したのですが、合格後に学校見学をして、環境や設備がすばらしいのを見て入学を決めました。大学に入った当初は、「建築の学科だから理系出身者が多いんだろうな」と思っていたんですが、実際には文系の学生が多くてびっくりしました。それにデッサンの課題は全く経験がなく、苦手意識もあって戸惑いの連続で。課題制作についても、同級生たちが自由な発想で取り組んでいるのに比べて自分の発想は普通だな、と悩んでいたんですが、3年生のとき出された「家具的建築」という課題で、初めて自分でも自由に発想できた!と自信が持てる作品をつくることができました。さらに4年生になると、講評会のときに自分の作品をただ説明するだけでなく、「自分はこれがやりたかったんです」と思いが届けられるようになったんです。こんなふうに成長できたのは多摩美で学んだからこそだな、と実感しています。市役所と区役所から就職の内定をもらいましたが、面接では美大で学んできた内容や得られたことについて尋ねられました。ここで得た自由な発想力が求められていると感じましたし、公共建築やまちづくりを担う仕事に生かすことができるのでは、と夢を膨らませています。

教員に日本を代表するデザイナーがいる多摩美で学ぶことは、社会で生きる経験を積むための近道だと思った

福岡大学附属大濠高等学校スーパー進学コース 
赤星 萌さん
(2018年 統合デザイン学科 入学)

「センター試験で美大!?」と周りの人には驚かれましたが、国立の総合大学と併願して実技なしで受験できる統合デザイン学科を受験しました。どちらへ進学するかはギリギリまで悩みましたが、将来、企業でのクリエイティブな職を目指すなら、日本を代表するデザイナーとして世界で活躍されている教員や卒業生が数多くいる多摩美で学びたいと思い、入学を決めました。

実技経験がなくても入学後に基礎から教えてもらえるので安心した

フェリス女学院中学校・高等学校 
高橋 菜桜さん
(2018年 統合デザイン学科 入学)

幼い頃から絵を描くのが好きでしたが、中高一貫の進学校に通っていたため、なんとなく難関大学を目指して勉強していました。しかし、高3の9月に多摩美のセンター試験のみ入試を知り、それまで積み上げてきた勉強を捨てずに進路の幅を広げられるチャンスだと思いました。最初は実技の不安もありましたが、入学後には実技を基礎から丁寧に教えてもらえるワークショップがあるので、安心しました。

デッサンなし入試で入学した
卒業生の声
デッサンの代わりに数学を選択する入試
(2001年度まで情報デザイン学科で実施)

ユーザーインターフェイスデザイナー
株式会社島津製作所

総合デザインセンター
デザインユニット
2004年 / 情報デザイン卒
清水 一教倫 さん
ラボの研究者たちがより使いやすく目的を遂行できるよう、画面周辺を含めた操作部分のデザインを担う。

論理的思考を備えたデザイナーは最強
どんどん活躍の場が増える

化学系の大学を目指していましたが、浪人中に多摩美の情報デザインを知り、これからはインターネット時代であることと、センター試験で数学を選択すればデッサン試験が不要なことから興味を持ちました。入学当初は、絵が得意な人たちの中で浮くんじゃないかと不安でした。でも、パソコン知識など自分の得意分野を重宝がられ、結果的には今でもみな深く、仲良く、交流が続いています。プログラミングなど抵抗感なく学べましたし、絵が描けない弱みはコンピューターでフォローできたので、強みをより強みとすることができました。先生に言われた「外見がよくても使いにくかったらゴミだ」という言葉が、今UIデザイナーとして製品づくりをする上での基本姿勢となっています。現在、病院の技師やラボの研究者が使用する機器の、操作部のデザインをしていますが、私たちは“感覚的にかっこいいもの”を作ることだけを求められているのではありません。使われている状況を踏まえたユーザー分析から本質的な課題を探り、アイデアを論理的に整理して“真に使えるデザイン”を目指しています。それを実践する過程で、美大で得たモノ作りの考え方と数学的思考の両方が必要になってきます。だから今私は、理系の人にこそ美大を薦めたいですね。社会では論理的思考が養われている人が強みになる。それを活かしてデザインスキルを積めば最強です。論理的思考を備えたデザイナーは、今後どんどん活躍の場が増えていくでしょう。

UXデザイナー
トヨタ自動車株式会社

デザイン開発部
コンポーネントデザイン室
UXデザインGr
2005年 / 情報デザイン卒
松本 謙太郎 さん

今後のカギとなるのがUXデザイン
得意な数学を生かし新たな価値をデザインする

映像に興味があり理工系を考えていました。ですが、将来の仕事を具体的に考えた時に、美大という選択肢があること、センター試験の利用が可能であることを知って、数学が得意だった僕はここだと思ったのです。情報デザインは数学的要素が必要な上ロジカルな考え方が求められるところが僕には合っていました。現在UI/UXデザイナーとして、車内のディスプレイの表示(GUI)やその操作に関わる部分を担当していますが、今後のカギとなるのがこのUX。自動運転が主流になった時、車の存在自体が大きく変わります。ユーザーに車内でのどんな体験を提案するかを考え、新たな価値を提供することが私たちの使命なのです。どう答えを導き出すか、そのプロセスはまさに多摩美で学んだこと。IT最先端のシリコンバレーでは、このプロセスはデザイン思考と呼ばれ、世界的にも重要視されていますが、多摩美でこの訓練を普通に行っていたなんて、今更ながら驚いています。